2019年6月〜7月上旬にかけて「季節予報の理解と活用〜グローバル気候システム研究の最前線〜」という題目で、筑波大学エクステンションプログラムを筑波大学東京キャンパス文京校舎(茗荷谷)、秋葉原UDX、および筑波大学つくばキャンパス(最終日のみ)にて開講の予定です。
趣旨
異常気象が顕在化する中で、半年から一年先までの季節予報の社会経済活動への積極的な活用が期待されています。平成29年3月には気象庁による「気象ビジネスコンソーシアム」が形成され、官民の連携強化が始まりました。日本における気候変動リスク情報の活用においては、グローバル地球気候システムの変動や地球温暖化とのかかわりを理解する必要があります。
本講は、日々の天候解説に携わっているメディア関係者や気象予報士、さらには企業、自治体等で季節予報を活用したいと考えている方々を対象に、最先端の気候・海洋力学を、学部の専門過程から大学院の修士過程の講義を凝縮した形で効率よく学べるプログラムです。
なお、なお、本講座は、気象予報士会のCPD(継続職能研修)の認定を受けており、各回2.5CPDポイント、全回受講で15CPDポイントが付与されます。
*講師や参加者同士の情報交換の場として、6/22に長めのコーヒーブレイクを予定しているほか、最終回は、つくばキャンパスにて懇親会を企画予定です。
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お申し込み期間:2019/3/11(月)〜5/12(日)
申し込みは Extention Program HP にて
受講料:現在調整中(団体割引も検討中です)
受講者には、「気候システム論」を配布予定です。
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開講予定 土曜午後(13:30〜16:30前後;含休憩)
第1回 6/1(土) 植田宏昭 @秋葉原UDX
全球気候システムから見た日本の気候の成り立ち
(モンスーン、大気海洋相互作用、定在ロスビー波[テレコネクション]、松野・ギル応答)
第2回 6/9(日) 植田宏昭 @文京キャンパス
熱帯気象と日本の夏の気候変動
(エルニーニョ、遅延振動子、インド洋蓄熱効果、猛暑、集中豪雨、ポテチショック)
第3回 6/16(日) 田中博(筑波大学・生命環境科学研究科長・教授)
@文京キャンパス
極域および中高緯度の気候変動と日本の季節予報
第4回 6/22(土) 前田修平(気象研究所・全球大気海洋研究部長)@秋葉原UDX
季節予報情報の利活用
*講師や参加者同士の情報交換の場として、長めのコーヒーブレイクを予定
第5回 6/29(土) 今田由紀子(気象庁気象研究所・主任研究官)
異常気象における温暖化の寄与 @秋葉原UDX
原田真理子(筑波大学・全地球史統合分野・助教)
46億年の地球史からみた現在の地球 @秋葉原UDX
第6回 7/6(土) 植田宏昭 @筑波大学つくばキャンパス
冬の気候変動予測、地球温暖化とモンスーン
(豪雪、南岸低気圧、気候ハイエイタス、雨/風パラドックス、季節変化の変調、台風頻度)
*最終回は、筑波大学での講義となります。終了後には懇親会も予定しています
多くのご参加、お待ちしております。