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植生の体系化

 植物社会学あるいは群落分類学とも表現される分野です。植物に種名があるように、植生にも名前があります。たとえばブナ林、ススキ草原などです。植物社会学は、単に植生をタイプ分けするのではなく、命名規約などに従い、植生を体系化することを目指します。

 植物社会学的手法に基づき、ユーラシア大陸に広がる温帯草原(ステップ)の体系化を試みています。これまで多くの研究がユーラシアステップで行われてきましたが、そのほとんどは旧ソ連のアカデミーに従った方法なので、世界的に用いられているZM法の分類体系と異なっています。世界の植生におけるユーラシアステップの位置づけを明らかにするため、ユーラシア各地で植生調査を行なっています。

 また、伊豆諸島の植生誌作成を目指した研究・普及活動をしています(HPはこちら)。三宅島、御蔵島、新島などをはじめとする伊豆諸島の島々で島民の方々とともに植生観察会をしています。