研究内容
TRiSTARフェロー紹介動画
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簡便かつ正確に睡眠負債による覚醒度の低下を評価・予測するシステムの新規開発を行っています。これまでの研究で,私達は覚醒度の指標となるいくつかの新たな指標を発見しました。さらに,これらの指標の測定値を統合し,覚醒度の度合いを推定できる新しいアルゴリズムもすでに開発しています。この新しいアルゴリズムの改良を続け,実用化を目指した研究を行っています。
関連する業績
断眠や睡眠制限が心理・行動に及ぼす影響やそれと関わる脳活動、生理指標を理解するための研究を行なっています。
関連する業績
最近は、夢の感情状態を脳波を用いて推定する方法の開発に向けた研究を進めています。
関連する業績
我々は,ヒトのレム睡眠中に急速眼球運動の直前に出現する脳電位を発見しました。この脳電位を急速眼球運動前陰性電位(pre-rapid-eye-movement negativity; PRN) と名付けました。発生源を調べた結果,腹内側前頭前野で発生していると推定されました。この脳部位は情動調節や意思決定に関与しています。私たちは、PRNが覚醒時の情動過程や意思決定過程がレム睡眠中に再活性化する際に生じる脳活動であると考えています。この脳電位を指標として,ヒトのレム睡眠の心理学的機能を解明するための研究を進めています。
関連する業績
私たちの研究室では、睡眠負債そのものを解消するために、非侵襲的・非薬理学的手法によって入眠を促進する方法の開発を行っています。感覚刺激を用いた新しい睡眠誘導法を考案しました。これらの研究・技術開発により,睡眠負債が関わる事故やヒューマンエラーを未然に防ぐことを目指しています。
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