このサイトについて
淀川流域の鵜殿地区で採れる葦は、古くから篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜつ)に使われてきました。しかし近年、蘆舌用の良材が採れにくくなっていると言わ
れています。そこで2014年、蘆舌用葦材の持続的かつ安定的な供給と、効率的な選別手法の確立に向けて、葦の基礎物性に関する研究がスタートしました。
このサイトは、研究の成果をわかりやすく解説することで「葦や蘆舌に関する正確で客観的な情報」を提供しようとするものです。
※蘆舌用葦材の提供や販売はしておりません。
葦刈りに同行し、物性測定用の葦を採取しています
宮内庁楽師のご指導のもとで拉ぎ工程の解析をしています
本研究で取り扱う葦には「ヨシ」「芦」「葦」など、様々な呼び方があります。当サイトでは、混乱を防ぐため、材料系の論文で頻用される「葦」を用いています。もちろん、これはあくまで便宜上のものであり、ヨシでも芦でも何ら問題はありません。
当サイトは、特定企業の利益や民間団体の主張とは一切関係なく、学術研究で得られた客観的な情報のみを提供します。個人の主観に基づく意見については、その旨を明記します。
当サイト上の情報(文章、写真、図表)の著作権は筑波大学(生命環境科学研究科・生物材料工学研究室)にあります。無断使用、直リンクは固くお断りいたします。引用やリンクを希望される場合には、事前にお問い合せ下さい。
本研究は、日本学術振興会・科学研究費補助金の助成を受けて行われています。また、研究の遂行に当たっては、以下の方々より様々なご助言、ご協力を頂いています。ここに記して謝意を表します。
* 宮内庁式部職楽部(葦および蘆舌全般に関する助言)
* 木村和男氏、平城健次氏(葦の選別、伐採に関する助言)
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西日本高速道路株式会社(資料および試料の提供)
本研究は「SAVE
THE 鵜殿ヨシ原〜雅楽を未来へつなぐ〜」およびそれに関連するキャンペーンとは無関係です。