About

中山 卓郎 博士(理学)
Takuro Nakayama, Ph.D.


助教
筑波大学 計算科学研究センター
生命科学研究部門分子進化分野

Assistant Professor
Molecular Evolution Group, Division of Life Sciences
Center for Computational Sciences
University of Tsukuba, Japan

News

2021/09/19
日本植物学会第85回大会にて2021年度日本植物学会奨励賞を拝受いたしました!

2021/04/01
2021年4月1日付で、計算科学研究センター生命科学研究部門に助教として着任しました!

2021/03/26
京大・国立環境研究所・筑波大等との共同研究成果がCurrent Biology誌に掲載されました!私は共同筆頭著者として参加しています。 [概要]
Rappemonads are haptophyte phytoplankton
Masanobu Kawachi, Takuro Nakayama, Motoki Kayama, Mami Nomura, Hideaki Miyashita, Othman Bojo, Lesley Rhodes, Stuart Sym, Richard N. Pienaar, Ian Probert, Isao Inouye, Ryoma Kamikawa

2021/01/29
金森駿介さん(東北大・進化生物分野)が筆頭著者の論文がEcology and Evolution誌に掲載されました!
Detection of genes positively selected in Cuban Anolis lizards that naturally inhabit hot and open areas and currently thrive in urban areas
Shunsuke Kanamori Antonio Cádiz Luis M. Díaz Yuu Ishii Takuro Nakayama Masakado Kawata

2020/07/22
卓越研究員事業(日本学術振興会)の「卓越研究員候補者」となりました!

過去のNewsは こちら


Research

私達の細胞に見られるミトコンドリアや植物細胞に見られる葉緑体は、どちらもエネルギー代謝の根幹として機能する非常に重要なオルガネラ(細胞内小器官)です。これら2つのオルガネラは、かつて細胞内に共生したバクテリアが細胞に定着したものだとされています。私はこの細胞内共生に代表されるような、全く異なる生物同士が共生し、同一の生物として振る舞う生命現象に興味をもって研究を行っています。

共生を通じたオルガネラ進化

ミトコンドリア・葉緑体が、もともとは細胞内に共生したバクテリアであったとする細胞内共生説は、現在広く受け入れられています。しかし、ミトコンドリア・葉緑体は少なくとも10億年以上前に成立したとされており、バクテリアがどのように細胞に統合されていったかを現生の生物を使って検証するのは非常に困難な作業です。
この問題に対するアプローチとして、私は今まさにオルガネラになりつつあると考えられる共生バクテリアとその宿主となる細胞に着目し、そこでどのような進化が起きているのかを明らかにしようとしています。現在進行中の細胞共生進化を詳細に観察することによって、ミトコンドリアや葉緑体の統合進化がどのように起きたのか、その道筋が見えてくると考えています。

共生する微生物の多様性・生態

バクテリアをはじめとする微生物は目に見えませんが、環境中に大量に存在する重要な生物です。これまでに、微生物の多様性や生態学的な特徴を捉えようと多くの調査がなされてきましたが、その一方で他の生物と共生関係にある微生物については理解が遅れていると言えます。私は共生性の微生物も含めた、より包括的な微生物生態系の理解に向けて研究を行っています。

単細胞真核生物の多様性と進化

真核生物と言うと動物や植物などの多細胞生物のイメージが先行しますが、単細胞の種も多く存在します。近年の研究から、この目に見えない真核生物が動物・植物を大きく上回る遺伝的多様性を持つことが明らかとなってきました。私はこのような微生物が真核生物の姿をより正確に捉える鍵となると考え、ゲノム解析などを通じて様々な系統の真核型微生物の進化や生理特性を探る研究をしています。

Research Keywords
細胞共生 ゲノム科学 オルガネラ進化 メタゲノミクス 微生物生態学 原生生物 微細藻類 葉緑体獲得

Publications

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Featured Articles

Dinoflagellates with relic endosymbiont nuclei as novel models for elucidating organellogenesis.
Chihiro Sarai, Goro Tanifuji, Takuro Nakayama, Ryoma Kamikawa, Kazuya Takahashi, Euki Yazaki, Eriko Matsuo, Hideaki Miyashita, Ken-ichro Ishida, Mitsunori Iwataki, Yuji Inagaki
2020 Proceedings of the National Academy of Sciences

Single-cell genomics unveiled a cryptic cyanobacterial lineage with a worldwide distribution hidden by a dinoflagellate host
Takuro Nakayama, Mami Nomura, Yoshihito Takano, Goro Tanifuji, Kogiku Shiba, Kazuo Inaba, Yuji Inagaki, Masakado Kawata
2019 Proceedings of the National Academy of Sciences [概要]

Complete genome of a nonphotosynthetic cyanobacterium in a diatom reveals recent adaptations to an intracellular lifestyle
Takuro Nakayama, Ryoma Kamikawa, Goro Tanifuji, Yuichiro Kashiyama, Naohiko Ohkouchi, John M. Archibald, Yuji Inagaki
2014 Proceedings of the National Academy of Sciences

Another acquisition of a primary photosynthetic organelle is underway in Paulinella chromatophora
Takuro Nakayama, Ken-ichiro Ishida
2009 Current Biology

Academic Career

2021.4 - 現在
筑波大学 計算科学研究センター 助教
2016.11 - 2021.3
東北大学 生命科学研究科 助教
2013.06 - 2016.10
筑波大学 計算科学研究センター 研究員
2011.06 - 2013.05
JSPS海外特別研究員 John M Archbald lab., Dalhousie University
2010.04 - 2011.06
国立環境研究所 NIESポスドクフェロー
2007.04 - 2010.03
JSPS特別研究員(DC1) 筑波大学 生命環境科学研究科 植物系統分類学研究室

Honors and Awards

Awards

日本植物学会奨励賞
  日本植物学会 (2021)
日本藻類学会研究奨励賞
  日本藻類学会 (2015)
Holz-Conner Travel Award
  International Society of Protistologists (2012)
専攻長表彰
  筑波大学 生命環境科学研究科 構造生物科学専攻 (2010)
Best Poster Award
  International Symposium on Protist Biology (2008)
Best Poster Presentation Award
  Int. Conference on Marine Algae and Global Warming (2006)
The George F. Papenfuss Award
  8th International Phycological Congress (2005)

Fellowships

日本学術振興会 特別研究員 DC1
  2007.4-2010.3
日本学術振興会 海外特別研究員
  2011.6-2013.5

Grants

2020 - 現在
日本学術振興会 基盤研究B [研究代表]
2017 - 2019
日本学術振興会 若手研究B [研究代表]
2014 - 2016
日本学術振興会 若手研究B [研究代表]
2011 - 2013
日本学術振興会 研究活動費 [海外特別研究員]
2010 - 2011
日本学術振興会 研究活動スタート支援 [研究代表]
2007 - 2009
日本学術振興会 特別研究員奨励費 [特別研究員 DC1]

Contact

Address
〒305-8577
茨城県つくば市天王台1-1-1
計算科学研究センター
Center for Computational Sciences,
University of Tsukuba
1-1-1 Tennoudai, Tsukuba,
Ibaraki 305-8577 Japan
Email
ntakuro _AT_ ccs.tsukuba.ac.jp