実験物理と計算機 C22 1001 「過渡現象」
担当教官 上岡隼人 B205、守友 浩 B607、
授業の概要
基礎研究や開発の現場において、最近良く用いられているプログラミング言語「LabVIEW」を学習し、これを用いてPC に接続された測定機器の制御を行い、簡単な測定および解析までを行う。
通常のプログラミング言語(C 言語やFORTRAN 等)は、決められた命令文と文法に従い文章を書いて必要とする機能を実現している。これに対しLabVIEW
言語は、各種機能を持ったアイコンを順番に並べ、それらを配線で接続して機能を実現するので、簡単で直感的にプログラムが記述できる。加えて充実したユーザーインターフェースや高度な解析機能を有していること、そしてWindows
やMacOS、Unix 等、複数のOS に対応しており、プログラムの移植が容易であるなど、計測制御を行うプログラム作成に非常に適した高級言語である。
授業では、各個人割り当てのパーソナルコンピューターを使用し、まずプログラミング言語一般に共通して用いられる基礎的な命令群を習得することから始める。その際には、初めてプログラミングを行う者でも理解できるように、LabVIEW
言語と他の言語を対比させて解説する。その後過渡現象を教材とし、LabVIEW 言語を用いて、USB ポートを経由した計測機器の制御および信号取り込みを実践し、結果の解析まで行う予定である。
目標
課題の実習を通してプログラミング一般の知識を身に付けること、特にLabVIEW 言語で書かれたプログラムを読み取れるようになり、またプログラムを作成して簡単な計測機器の制御を自分で行えるようになること。
3学期 木曜3・4限 1C113
講義日 | 講義内容 | 課題 | |
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第一回 | 12/4 | ガイダンス & 実験室の席決めおよびPC の割り当て | |
第二回 | 12/11 | コンピュータおよびLabVIEW についての概説 | |
第三回 | 12/18 | プログラミング解説1 | |
第四回 | 1/8 | プログラミング解説2 | |
第五回 | 1/15 | プログラミング解説3 | |
第六回 | 1/22 | 計測器を用いた信号の入出力実験 | |
第七回 | 1/29 | データ解析手法 | |
第八回 | 2/5 | 計測器を用いた実験1 | |
第九回 | 2/12 | 計測器を用いた実験2 | |
第十回 | 2/19 | 予備 |
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