第7回目:11月4日

課題

表計算ソフトExcell2000の使い方(上級編)

手引書の10章(p.259)を参考にしてExcelでの統計処理の仕方を理解してみよう.

  1. 手引書にあるオゾン層のデータを使って,基本統計量・移動平均・回帰分析の仕方を覚えよう(10.2章).
  2. 手引書にある2000年セ・リーグの上位打者成績のデータを使って,ヒストグラム・相関分析の仕方を覚えよう(10.3章).
  3. テキスト形式のファイルに記載されているデータをExcelに読み込む方法を覚えよう.

テキスト形式ファイルの読み込み方法

タブやカンマで区切ったテキスト形式ファイルや、定められた長さ(固定長)のフォーマットで作成されたテキスト形式ファイルは,Excelのデータとして読み込むことができます.テキスト形式ファイルはほとんどの計算機で取り扱うことができる形式です.これらテキスト形式ファイルに書き込まれているデータをExcelで読み込む方法を覚えましょう.

  1. タブやカンマで区切るか固定長フォーマットに従って記載するかのいずれかの方法を用いて,読み込ませたいデータをテキスト形式ファイルとして作成する.

  2. Excelを起動し,[ファイル]メニューの中の[開く]を選択(または,[開く]ボタンをクリック)する.

  3. [ファイルを開く]ダイアログボックスが表示される.その中の[ファイルの種類]を「テキスト ファイル」にし,読み込みたいテキスト形式ファイルをダブルクリックする.

    ファイルを開くダイアログボックス

  4. テキストファイルウィザードの手順に従って,テキストを複数の列に分割する手法を指定して,[完了]ボタンをクリックする.

  5. 読み込んだデータをExcel形式ファイルとして保存する場合には,[ファイル]メニューの中の[名前を付けて保存]を選択し,その中の[ファイルの種類]が「Excel ブック」にして,新たな名前をつけて保存する.

レポート

以下に示す2つのExcel形式ファイルを作成・作業を行ない,出来上がった2つのファイルを電子メールに添付して提出する.本文にはそれぞれの課題(二酸化炭素・サッカー)とファイル名との対応を明記すること.
  1. 「課題:二酸化炭素」

    温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)はつくばでの二酸化炭素濃度の測定結果をテキスト形式ファイルとして公開している。そのファイルをここからダウンロードする(注:このファイルは実際には http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg/pub/data/co2/monthly/tkb236n2.dat という URLにてアクセス可能である).ファイルのダウンロードは,リンクをクリックしてWebブラウザにてそのファイルを表示し,その後ファイルを別名保存することで行なえる.そのファイルに対して,以下の作業を行なったExce形式ファイルを作成する.

  2. 「課題:サッカー」

    日本サッカー協会は日本代表のデータを公開している.このデータを基に作成したExcel形式ファイルがここにある.このファイルをダウンロードして以下の作業を行なうこと.

提出期限 2003年11月10日午後10時
宛先 akira-report-07@ipe.tsukuba.ac.jp 佐藤
件名 Report 07 全て半角で入力
CC 自分のアドレス 自分にもメールが届く

採点基準(合計10点)

電子メール以外での提出は採点対象にならない.

  1. メールの本文に課題とファイル名の対応が明記されている.(以下その対応に従って採点する.)1点
  2. 二酸化炭素の課題のExcelファイルの表中に二酸化炭素のデータがある.1点
  3. 二酸化炭素の課題のExcelファイルの「基本統計量」というワークシートに基本統計量のデータがある.2点
  4. 二酸化炭素の課題のExcelファイルの「変化」というワークシートに二酸化炭素濃度の変化を見る折れ線グラフがある.2点
  5. 二酸化炭素の課題のExcelファイルの「回帰分析」というワークシートに回帰分析結果のデータがある.2点
  6. サッカーの課題のExcelファイルの「総出場」というワークシートに総出場のヒストグラムのデータがある.2点

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