手引書の10章(p.259)を参考にしてExcelでの統計処理の仕方を理解してみよう.
タブやカンマで区切ったテキスト形式ファイルや、定められた長さ(固定長)のフォーマットで作成されたテキスト形式ファイルは,Excelのデータとして読み込むことができます.テキスト形式ファイルはほとんどの計算機で取り扱うことができる形式です.これらテキスト形式ファイルに書き込まれているデータをExcelで読み込む方法を覚えましょう.
タブやカンマで区切るか固定長フォーマットに従って記載するかのいずれかの方法を用いて,読み込ませたいデータをテキスト形式ファイルとして作成する.
Excelを起動し,[ファイル]メニューの中の[開く]を選択(または,[開く]ボタンをクリック)する.
[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示される.その中の[ファイルの種類]を「テキスト ファイル」にし,読み込みたいテキスト形式ファイルをダブルクリックする.
テキストファイルウィザードの手順に従って,テキストを複数の列に分割する手法を指定して,[完了]ボタンをクリックする.
読み込んだデータをExcel形式ファイルとして保存する場合には,[ファイル]メニューの中の[名前を付けて保存]を選択し,その中の[ファイルの種類]が「Excel ブック」にして,新たな名前をつけて保存する.
「課題:二酸化炭素」
温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)はつくばでの二酸化炭素濃度の測定結果をテキスト形式ファイルとして公開している。そのファイルをここからダウンロードする(注:このファイルは実際には http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg/pub/data/co2/monthly/tkb236n2.dat という URLにてアクセス可能である).ファイルのダウンロードは,リンクをクリックしてWebブラウザにてそのファイルを表示し,その後ファイルを別名保存することで行なえる.そのファイルに対して,以下の作業を行なったExce形式ファイルを作成する.
地表から1.5mのところで測定された二酸化炭素濃度について,手引書10.2.1節(p.261)を参考にして平均・分散・標準偏差といった基本統計量を新規のワークシート(名前は「基本統計量」とする)に作成する.
地表から1.5mのところで測定された二酸化炭素濃度について,手引書10.2.2節(p.262)を参考にして12項移動平均を求め,月毎の変化と12項移動平均の変化をみる折れ線グラフを新規のワークシート(名前は「変化」とする)に作成する.(注:12項移動平均は年平均の月単位の推移とみることができる.)
地表から1.5mのところで測定された二酸化炭素濃度について,手引書10.2.3節(p.264)を参考にして回帰分析(測定値のグラフ化も含む)を行ない,その結果を新規ワークシート(名前は「回帰分析」とする)に作成する.
「課題:サッカー」
日本サッカー協会は日本代表のデータを公開している.このデータを基に作成したExcel形式ファイルがここにある.このファイルをダウンロードして以下の作業を行なうこと.
手引書10.3.1節(p.267)を参考にして総出場回数のヒストグラム(10刻)(累積度数分布およびグラフ作成を含む)を新規ワークシート(名前は「総出場」とする)に作成する.
提出期限 | 2003年11月10日午後10時 | |
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宛先 | akira-report-07@ipe.tsukuba.ac.jp | 佐藤 |
件名 | Report 07 | 全て半角で入力 |
CC | 自分のアドレス | 自分にもメールが届く |
電子メール以外での提出は採点対象にならない.
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