生物資源学類生のみなさんへ

木材や楽器材料の研究をするために必要な授業科目をいくつか紹介します。


1~2年次科目について
材料力学(2年次)の履修を勧めます。それ以外、特に履修しなければならない科目はありません。自由に履修し、幅広い知識を身に着けて下さい。ただし、どんな科目も全力で取り組んで下さい。中途半端な知識は、研究をする上でほとんど役に立ちません。

なお、当研究室の研究対象である楽器や文化財、工芸品は、いずれも芸術と深く関わっています。芸術系の部活に入っている人、趣味で芸術活動を行っている人は、ぜひ全力で取り組んで下さい。


3~4年次科目(専門科目)について
木材の研究をする上で、以下の科目の履修を強く勧めます。3年次で履修できなかった場合でも、4年次でぜひ履修して下さい。

木材加工学(前期)
木材利用に必要な木材の基礎的性質および様々な木材加工技術(乾燥、接着、化学処理、熱処理など)について学びます。

森林総合実習(9月集中)
生物コースとの共通科目です。生態系調査、森林管理(植栽、間伐)、木材の組織観察などの実習を通じて、森林資源を適切に利用するための知識や技術を学びます。


木材の組織観察(上)と間伐(下)

木材加工学実習(後期)
手工具を用いた簡単な木工品(トレイ、足付きまな板)の製作を通じ、木材を適切に加工するための様々な技術を学びます。


実習(農林技術センター木工室)

生物材料学実験(前期)
木材を始めとする生物材料の物理・化学的性質を調べるための様々な測定・分析技術を学びます。


木材の振動測定と樹脂フィルムの物性試験


木材の曲げ試験とデータの解析


その他
専門外国語II(3年次)
小幡谷の担当回では、英語を和訳して理解するのではなく、英語を英語のままで読んだり聞いたりする訓練をします。さらに、論理的な受け答えをするために必要な言語技術(language arts)の基礎を学びます。


その他、卒業生の進路や、研究と課外活動との両立等、知りたいことがあれば直接問い合わせてください。


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