みかんの楽器プロジェクト

みかんの楽器プロジェクト

みかんの産地である山口県周防大島町では、これまで打ち捨てられていたみかんの木を楽器として再生する試みを行っています。

みかんの木でできた各種の打楽器
町内の小学校で使われています。

みかんの木でできた木琴

当研究室は、これまでほとんど知られていなかったみかんの木の材質や振動特性を調べ、他の楽器材料との比較から、リコーダー等の木管楽器の管体に向いていることを明らかにしました。現在、国内有数のリコーダーメーカー（竹山木管楽器）が、みかん製リコーダーの試作を行っています。

みかんの木でできたリコーダー

日本には、使われずに朽ちている国産材がたくさんあります。材質によっては、楽器や工芸品のような付加価値の高い製品を作れる可能性があります。国産材の活用につながる取り組みが広まることを祈っています。