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2019年度 異文化言語教育評価論 |
異文化言語教育評価論IIA
Chapter7の後半 (78~86p)
7. ASSESSMENT RECORDS:
HOW CAN WE RECORD OUR STUDENTS’ ASSESSMENT
PERFORMANCE?
■ Stating Claim 4
・ Claim 4は、以下の3つの要素を含んでいる。
①取得しようとしている評価記録の種類
②評価手順と評価作業における潜在的な不一致の原因
③評価が意図されている生徒の様々なグループ
・一般的なClaim
4は、以下のように示される。
評価記録は、評価管理の様々な側面と様々な評価作業及び評価者、そして様々な生徒のグループで一致している。
■ Example
of stating Claim 4
Setting
ESL/EFLクラスルームの小学校教師は、生徒のための教室評価(classroom assessment)を開発 する必要がある。この評価は2つの目的で使用される。
①合格する生徒に、次のレベルの指導を確実に用意する。
②生徒のスピーキングと教師の授業改善を促進する。
Administrative
procedures for assessment task
・評価は授業中に行われる。
・生徒は二人ずつのペアをつくり、スピーキング活動をする。
・教師はその二人の活動を聞きながら観察する。
①ペアの生徒を呼び、評価作業について説明する。
↓
②一人の生徒に動物の写真を見せ、50秒の準備時間を与える。
↓
③その生徒がパートナーに対し、動物の描写をする(1分間)。
-Rating scaleで各生徒を評価
-Recording formにスコア、フィードバックを入力
↓
④パートナーの生徒にも同じ手順で実施する。
↓
⑤この生徒たちの評価が終われば、次のペアを呼ぶ。
Scoring method
・Criteria(Table7.2.参照)
教師は、以下の2つを考慮しなければならない。
①評価されている特定の学習目的
②これらの学習目標を生徒が最小限に達成したか否か
各側面において期待を超えている場合 3
期待を満たしている場合 2
改善が必要である場合 1
・Score reported:total
score=正確な文法+正確な語彙+正確な発音
・Procedures:スピーキングの各側面におけるスコアを入力する。
↓
これらを合算したtotal
scoreとフィードバックをrecording
formに記載する。
↓
この結果を次回の授業で生徒に提示する。
Claim 4: Assessment records
・生徒のスコアは、様々な動物の写真や生徒の異なるペアでも一致している。
・生徒のパフォーマンスはRating scaleによって持続的に採点される。
・不一致が生じ得る原因は、以下の通りである。
スコアに不一致が生じ得る原因 |
1 評価管理における不一致 ・異なる時間や日にち ・生徒のペアに対する異なる管理 ・生徒のグループに対する異なる管理 |
2 異なる評価作業における不一致 ・異なる動物の写真 ・写真に対するディテールの違い ・ペア同士の違い |
3 生徒のパフォーマンスがどのように採点されるかについての不一致 ・生徒に関して異なるRating scaleの適用 ・ペアに関して異なるRating scaleの適用 |
Table7.3. Possible sources of inconsistency in
scores |
■ Activity
7.1 (81~82p)
For the following assessment, state Claim 4,
following the Example of stating Claim 4 on page 78. Then fill in the table with the possible
sources of inconsistency.
Setting
ESL/EFLクラスルームの中(高等)学校教師は、生徒のための教室評価(classroom assessment)を開発する必要がある。この評価は1つの目的で使用される。
・合格する生徒に、次のレベルの指導を確実に用意する。
Administrative
procedures for assessment task
・評価は授業中に行われる。
・評価はクラスをグループとして管理され、生徒は個別に作業する。
・生徒には、話者の名前とその話者の言うことの記入ができるanswer sheetを提供する。
・生徒は録音した4人の会話を聞いて、各話者の情報をanswer sheetに記入する(3分間)。
・その会話を生徒にもう一度聞かせ、回答を修正する時間を与える(3分間)。
Scoring method
・生徒のスコアは、正しい情報の量によって採点される(Table7.4.を参照)。
Claim 4: Assessment records
|
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スコアに不一致が生じ得る原因 |
1 評価管理における不一致 |
2 異なる評価作業における不一致 |
3 生徒のパフォーマンスがどのように採点されるかについての不一致 |
■ Activity
7.2 (83p)
Think of
an assessment that you have used or that you need to develop. Following the
Example of stating Claim 4 on page 78, describe the setting, the assessment
task, and the scoring method for this assessment. Then state Claim 4 and fill
in the table with the possible sources of inconsistency.
Setting
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Assessment task
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Scoring method
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Claim 4
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スコアに不一致が生じ得る原因 |
1 評価管理における不一致 |
2 異なる評価作業における不一致 |
3 生徒のパフォーマンスがどのように採点されるかについての不一致 |
■ Providing
backing for Claim 4
AUAの主張を支えるには、backingが必要である。
Claim 4のためのbackingの例:
・評価管理におけるconsistency:assessment
administrators、assessment
administration manual、 生徒からのフィードバックなどを記録する必要がある。
・評価作業におけるconsistency:評価作業に対する説明、手順、評価作業が作業の説明にど の程度従っているかなどを記録する必要がある。
・生徒のパフォーマンス記録におけるconsistency:
採点するための基準と手順、評価者のためのRating scale、説明
■ Some possible backing
for the Example of stating Claim 4
不一致が生じ得る原因 |
consistencyを保証するための 可能なbacking |
1 評価管理における不一致 ・異なる時間や日にち ・生徒のペアに対する異なる管理 ・生徒のグループに対する異なる管理 |
・従うべき手順のdocumentation ・異なる時間や日にち、異なるペア同 士、異なるクラスの生徒の評価を管理 |
2 異なる評価作業における不一致 ・異なる動物の写真 ・写真に対するディテールの違い ・ペア同士の違い |
・評価に使用される写真の作業説明の documentation ・異なる写真が生徒のパフォーマンス に与える影響から見られた違い ・ぺアになった生徒の役割が彼らのパ フォーマンスにどの影響を与えるか |
3 生徒のパフォーマンスがどのように 採点されるかについての不一致 ・生徒に関して異なるRating scaleの 適用 ・ペアに関して異なるRating scaleの 適用 |
・採点のためのRating scale、recording
form、指示などのdocumentation ・Rating scaleの適用方法が生徒または ペアごとにどのように異なるかを記録 |
Table7.5.
Possible baking to assure the consistency of scores in the example |
■ Activity
7.3 (86p)
Following the
example given in Table 7.5., list the kinds of backing you might need to
provide for each possible source of inconsistency for the assessment in
Activity 7.1 (on page 81).
不一致が生じ得る原因 |
consistencyを保証するための 可能なbacking |
1 評価管理における不一致 |
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2 異なる評価作業における不一致 |
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3 生徒のパフォーマンスがどのように 採点されるかについての不一致 |
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■ Activity
7.4 (86p)
List the
kinds of backing you might need to provide for each possible source of
inconsistency for the assessment in Activity 7.2 (on page 83).
不一致が生じ得る原因 |
consistencyを保証するための 可能なbacking |
1 評価管理における不一致 |
|
2 異なる評価作業における不一致 |
|
3 生徒のパフォーマンスがどのように 採点されるかについての不一致 |
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Discussion
Points
・What assessment record do you actually have as a teacher? And why did you choose it?