応用言語学特講 指導法発表
人文学類3年Y.N.
オーラルイントロダクションによる語彙の導入
【マジカルクイズ】
授業中の隙間時間を利用したスピーキング活動による語彙指導
・予定したことがすべて終わり、授業時間が少し余ったときなどに手軽に行えるスピーキング活動に「マジカルクイズ」がある。
・この活動は手軽に行えて、発表語彙を増やすのに効果的である。
指導方法
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まず全員を起立させ、奇数番号の列の生徒には回れ右をさせて後ろを向かせる。
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偶数番号の生徒は教師が黒板に書いた単語を見て頭に入れる。
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教師がその単語を消してゲーム開始。
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偶数番号の生徒は相手にその単語を英語で説明する。奇数番号の生徒派その説明を聞いて単語を当てる。
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同じことを役割を交代して行う。
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正しい単語を言い当てたペアから着席してよいが、最後まで残ったペアはみんなの前でやってもらう。
(例)問題:lemon
生徒A:This is a fruit. It has a hard yellow skin.
生徒B:Is it a grapefruit?
生徒A:No. Its juice is sour and we put a slice of it into a cup of tea.
生徒B:Is it a lemon?
生徒A:Yes. That’s right.
ゲーム後の補足説明
・最後になったペアにみんなの前でやってもらった後で、レモンの皮はskin、果汁はjuicというなどの補足説明を行う。
・マジカルクイズに適した単語は抽象的なものより具体的なものの方がよい。
【ディスカッションポイント】
ゲームの最後に残ったペアをクラスの前で発表させることで、生徒が残らないように必死に英語で説明するようになり、また相手の英語を必死に聞き取ろうとする、と文献に記されていたが、生徒によっては大きな抵抗感を伴うかもしれない罰ゲームのような活動は指導にとりいれるべきか。また、このような方法以外に生徒が意欲的に活動を行う指導法はないか。
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早く終わった生徒にもモデルとしてやってもらうことで、罰ゲームという形を回避しつつ、他の生徒の参考になる表現が出ることを狙う。
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期末テストとしての際にスピーキングの活動テストも行うということを事前にしめしておくことで、授業中に真剣に取り組ませることができる。
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できなかったことに抵抗感を感じてしまうかもしれない
→早く終わったグループにどのような伝え方をしたかきく
→他のペアにどういった伝えかたをしたかもきき表現を共有する
参考文献
門田修平・池村大一郎編著(2006)『英語語彙指導ハンドブック』大修館書店.