応用言語学特講Ta R.T.
Pp81-90
6.8 教科書本文の続きを創作
教科書で扱われている物語文や対話文の続きを創作させること、または説明文の後に自分の意見を続けて言わせる活動は今まで学習してきた内容をさらに深めることができ、また、話の続きを考えることは論理的思考力、創造的、想像的思考力を育成することにつながる。教科書本文を暗誦した後にこの活動を行うと発話量が劇的に増える。
Example11,12参照
6,9 書かれていない情報を調べて発表
教科書に記載されている内容では不足している情報がある。その不足情報を生徒自身がリサーチすることによって教科書の内容をより深く理解し、調べて発表する力を身に着けることができる。
Example13参照
〇ポイント EFL環境下の教室で扱われる英語をいかに効率的にインテイクさせるか
↓
教科書にある英文を繰り返し再利用することが必要
スピーキング能力育成のための学習の流れまとめ
(1)教科書の基礎的理解
(2)教科書本文の取り込み
(3)教科書本文の引用
(4)教科書本文の加工
(5)教科書本文と関連した情報の探索と発表
背景情報2 ティーチャートークの意義と活用
ティーチャートークとは?
→ 教師が教室内で使用する言語のこと。教師が教室内で生徒の理解を促進することを目的に使われる英語使用域のことを指す。ティーチャートークは学習者にとって学習言語のインプットとなるために言語学習において重要な役割を果たす。
ティーチャートークのフレームワーク
Intiation
Questioning
Interaction invitation
Direction
follow-up to no and Inform
incorrect answer Prompt
Encouragement
Criticizing
Ignoring
To correct answer Acknowledge
Comment
〇ティーチャートークのに関する注意点
ティーチャートークは指導目的や生徒の反応によって臨機応変に使い分ける必要がある。ティーチャートークの質と量によって授業の雰囲気は全く異なり、英語学習に対する意欲も異なってくる。
ディスカッションポイント
生徒の学習能力を持続・向上させるために必要なティーチャートークをする際の工夫にはどのようなものがあるか。
・生徒が間違っていてもなぜ間違いが起きたかなど一緒に考える。
・教科書に書いていない情報も問うことで生徒の関心を引き付けることができる。
・熟達度の低い生徒の発話もしっかりサポートする。