『ラムジー哲学論文集』第2刷での訂正について

1996年5月15日に出版された本書にはいくつかの誤植や誤りやまぎらわしい表現などが含まれていましたので、2009年10月20日に第2刷が発行された際に、以下のような訂正を行いました。なお、第六論文「理論」の訂正に関しては、木戸正幸氏が「F. P. ラムジーの『理論』を読む(上)」(『立命館哲学』第8集、1997年)および「F. P. ラムジーの『理論』を読む(下)」(『立命館哲学』第9集、1998年)で指摘されたことに多くを負っています。記して感謝します。

1)vii頁の前から9行目と12行目の二箇所の「マグダーレン」→「モードリン」

2)67頁の前から2行目の「最下段」→「右端」

3)85頁の後ろから2行目の「確立関係」→「確率関係」

4)107頁の第2段落の最後の文の「なぜなら、αが確実である場合のpにたいする度合い1の信念は、「pが真ならαで非-pならβは何でもよい」という選択肢と選好関係の優劣がないからである」→「なぜなら、pにたいする度合い1の信念については、「αが確実である」と「pが真ならαで非-pならβは何でもよい」という二つの選択肢の間に選好関係の優劣がないからである」

5)109頁の後ろから8行目の「ということは」→「という選択肢は」

6)109頁の後ろから7行目の「、に等しい」→「、という選択肢に等しい」

7)109頁の後ろから4行目の「ということに等しい」→「という選択肢に等しい」

8)110頁の最初の行の「ということは」→「という選択肢は」

9)110頁の前から3行目の「ということに」→「という選択肢に」

10)163頁の前から7行目の「これに対して、そうした条件なしに「Nm)」と書くならば」→「これに対して、「Nm)」と書く方法を採用するならば」

11)172頁の式(3)と(4)の含意記号の後の添え字の「n'」→「n

12)172頁の式(3)と(4)の丸括弧の中の「n」は筆記体にする

13)172頁の式(5)の「ψ(n')」→「φ(n')」

14)172頁の式(5)の最後の「Σ」の上の「n」の右肩の「'>」→「"」(「>」を取らなければならないのだが、これは第2刷でも訂正されていない)

15)172頁の式(5)の最後の二つの「n」は筆記体にする

16)180頁の前から2行目の「viiiから」→「iiiから」

17)181頁の前から3行目の最初の同値記号の後の含意記号を取る(含意記号の右下の添え字「n」は同値記号の右下に添える)

18)184頁の後ろから4行目の「σ」の上に横棒を置く

19)193頁の最後の行の式全体の上に横棒が置かれているが、「(∃β):」の上の部分の横棒は取る

20)199頁の後ろから3行目の「異義」→「異議」

21)269頁の後ろから7行目の「否」→「どう」

22)277頁の前から4行目の「ψ」の上に「∧」を置く

23)277頁の前から4行目の最後の「z」を「y」に換える(「∧」は上に置いたままで)

24)295頁の前から6、7行目の五箇所の「x」と五箇所の「y」はすべて筆記体にし、「∧」を上に置く

25)297頁の前から2行目の「y」は筆記体にする

25)326頁の最後の行の「(∃x)」→「(∃x, y)」

25)388頁の5行目の「ンリッジ」→「ンブリッジ」