シラバス参照

 
 

AC65B02   分析哲学演習

1.0 単位, 3・4 年次, 春AB 水3
橋本 康二

授業概要

分析哲学の古典的な著作・論文を読む。

備考

AC65082の単位取得者は履修できない。
対面(オンライン併用型)

授業方法

演習

学位プログラム・コンピテンスとの関係

批判的・創造的思考力
広い視野と国際性
協働性・主体性・自律性

授業の到達目標(学修成果)

英語で書かれた哲学のテキストを正確に読み解き、分析する力を養うことを通して、批判的・創造的思考力、広い視野と国際性、および、協働性・主体性・自律性を身につけます。

キーワード

授業計画

20世紀に活動したイギリスの哲学者バートランド・ラッセルが哲学入門書として著した以下の本をテキストにします。

Bertrand Russell, The Problems of Philosophy, Oxford University Press, 1912.

第1回〜第4回の授業では、ラッセル哲学の基本を概観します。対面ではなくオンラインで行います。manabaのコンテンツに資料のPDFや講義の音声ファイルなどがアップロードされているので、各自で学習して下さい。

第5回以降の授業では、テキストの第10章を読みます。対面で行います。テキストはmanabaを通して配布しますので、予習して、教室に来て下さい。

第1回(4/17) (対面授業はありません。オンデマンド式オンライン授業です。)
オリエンテーション:ラッセルの生涯を概観し、授業の進め方や評価方法などを説明します。

第2回(4/24) (対面授業はありません。オンデマンド式オンライン授業です。)
ラッセルの論理主義を解説します。

第3回(5/8) (対面授業はありません。オンデマンド式オンライン授業です。)
ラッセルの記述理論と判断の多重関係理論を解説します。

第4回(5/15) (対面授業はありません。オンデマンド式オンライン授業です。)
「普遍と個物」、「センス・データと物的対象」、「アプリオリな知識とアポステリオリな知識」、「見知りによる知識と記述による知識」について解説します。

第5回(5/22)
テキストの第10章「普遍についての我々の知識について」(On our Knowledge of Universals)を読みます。予習してから、対面授業に来て下さい。

第6回(5/29)
テキストの第10章の第5回の続きを読みます。予習してから、対面授業に来て下さい。

第7回(6/5)
テキストの第10章の第6回の続きを読みます。予習してから、対面授業に来て下さい。

第8回(6/12)
テキストの第10章の第7回の続きを読みます。予習してから、対面授業に来て下さい。

第9回(6/19)
テキストの第10章の第8回の続きを読みます。予習してから、対面授業に来て下さい。

第10回(6/26)
テキストの第10章の第9回の続きを読みます。予習してから、対面授業に来て下さい。

履修条件

ありません。

成績評価方法

学期末のレポートで評価します。

学修時間の割り当て及び授業外における学修方法

毎回1〜2時間程度の予習が必要です。

教材・参考文献・配付資料等

1はラッセル哲学への入門書、2はかなり専門的な研究書です。

1. 三浦俊彦『ラッセルのパラドクス──世界を読み換える哲学──』(岩波書店、2005年)
2. 高村夏輝『ラッセルの哲学[1903-1918]:センスデータ論の破壊と再生』(勁草書房、2013年)

オフィスアワー等(連絡先含む)

橋本 康二  人文社会学系棟 A807
1001405

その他(受講生にのぞむことや受講上の注意点等)

単に受動的にテキストを読むだけではなく、質問をし、意見を述べることで、積極的に学んで下さい。

他の授業科目との関連

AC50H01 現代思想概論
AC51752 思想文化領域専門導入基礎演習I
AC65A01 分析哲学

ティーチングフェロー(TF)・ティーチングアシスタント(TA)

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